抜根

アカマツの切り株を掘り出しました。ちょうど一年前に伐られた45㎝くらいのもので、当然、枯死した状態なのですが、これだけ掘ってもビクともしません。

とうとうバックホーのバケットが届かなくなってしまいました。よく見てみると主根の周りを囲むように屈強な男の腕の太さぐらいの側根が下に向かって突き刺さっています。それを切断してなんとか切り株を引っこ抜きました。まるで社殿を支える4本の柱のようです。

下の写真が掘り出した根っこです。人の背丈ほどの直根とそれを囲む側根。20mを超える大木が倒れずに立っていられるそのわけを知ることができました。

この様に、この地にいると逞しくダイナミックな自然の姿を目撃することがあります。

抜根はしましたがその有り様に只々感嘆するばかりです。