シロスジカミキリ

かっこいい顔つきでしょ!「シロスジカミキリ」です。体長は触角抜きで4〜5センチほどあります。

コナラの木を伐採していたら幹の中からのそのそと出てきました。ほぼ変態が完了した姿だと思いますが、羽化の時期はまだ早くデビューのタイミングを狂わされて迷惑顔です。ゆっくり這い回って暗い物陰に隠れました。悪いことをしたなと思いつつチェーンソーで切断しなくて幸いでした。

コナラの固い芯材部分に蛹室を作っています。穴の数だけ虫がいた証拠。そしてさらに穴を開けて幹から脱出するのですから木の方はたまりません。

触ると首のあたりから“キイキイ”と鳴きます。本能だとしても意思があるように思えます。

大きな虫になるほど親近感がわき、そしてまた、恐怖を覚えます。