アカマツ精油 Lot.230415

くん炭器を改良した蒸気分散器

アカマツの材料は230411と同じ今年の3月に伐採したやや乾いた枝葉を使用。
230411と違うのは上の写真の器具を使ったこと。
ホームセンターなどで売っているもみ殻を燃やす「くん炭器」をサイズを詰めて使っています。
円錐形の上に円柱を足した形でこれをドラム缶のセパレーターの上に立て周りから材料で埋めていきます。沸騰した蒸気はこの中に溜まり効率よく穴から噴出されまんべんなく材料に行き渡ることを想定しています。ドラム缶の上の方の材料に蒸気が行き届いているかが兼ねてからの疑問で今も解消されていません。

くん炭使用概略

くん炭器を使っても特記するほどの効果がありませんが採油量が減ることはなく、依然改良が必要ですが考え方は間違っていないと思うのです。

蒸留終了直後のタンク内

以下データ
アカマツ安曇野穂高有明 3月伐採 やや乾いた枝葉
15:50 沸騰後材料投入 ヒーター4kw エンジン粉砕機3号機 35.10kg
16:35 抽出開始
16:50 開始15分 132ml
17:05 15分経過 40ml 30分で172ml
17:35 30分経過 20ml 1時間で192ml
その後来客あり中座しつつも蒸留続行
18:50終了 1時間15分で32ml
残水 透明薄茶ほうじ茶色オレンジ 30L弱
採油量 224ml=0.82 水より軽いので1ml=0.82gで補正 183.68g
183.68/35100g=0.523%. 採油率 0.523%