カマキリ
夏の終わりのカマキリです。「オオカマキリ」か「チョウセンカマキリ」か見分けがつきませんが細身なのでたぶんどちらかのオスではないかと思うのですが?
郵便ポストの上の目立つ場所に堂々と立ち、前足を揃えて伸ばし、ふと振り向くようにこちらを見つめています。スタイリッシュなフォルムはとても美しいですね。
顔だってよく見るとイケメンなのにどこか愛嬌があります。
三角の頭に盛り上がった楕円の目(複眼)、眉間の間にあるインドのビンディのような器官(単眼で3つある)。
人間(動物)とは発生も構造も何もかも違う生物なのに、頭があってその左右には目がついて、口が一つあってと、とても親近感が湧きますね。擬人化されうる分かりやすい条件の一つがこの「顔」なのですね。
私たちは擬人化して対象を探ろうとしている。
人でないものを人に当てはめて理解しようとする。動くもの、「動物」であれば容易に感情移入できますよね。つまりは身近な所で判断し解決しようとする。記憶から呼び覚まし、見たことのないものは描けない。
当クラブのロゴマークに当たるデザインも「アシナガバチ」にしています。人間のように集団で社会生活を営み擬人化しやすいことと、環境の状態や変化の指針になりやすいからです。
だけれどもハチは蜂、引き起こす予想外の展開に良くも悪くも期待する気持ちも恐るおそる込めています。