昭和37年
国土地理院の空中写真を閲覧していて発見しました。
中央に大きく蛇行して北の沢が写っています。大峠への道が所どころはっきり写っているではないですか。そして沢を登って行った先、画面左端の「宮ノ平」とおぼしき場所に建物の影が写っています。
撮影日は昭和37年5月20日。全体に白っぽく、建物も白く見えるのはおそらく赤外線フィルムで撮影しているせいでしょう。その後の昭和41年の写真では道も屋形も確認できません。
少なくとも昭和37年当時にはこの北の沢のエリアに人の行き来があったということになります。詳しく見ると地図に載っていない細い道があちこちに巡らされているのがわかります。
北の沢上流は今の私たちから見れば結構な山奥。しかし当時の人々にはこの地に行く目的があって通う価値があった様です。今から60年近く前のことになりますが。